涼しい家の作り方
2016年1月30日
暮らし方22の知恵
沖縄の民家に学ぶ
涼しい家の知恵。
窓やスダレ、ヨシズの使い方でグンと快適に。
蒸し暑さをエアコンやわらげてくれる自然派建材。
できるところから、取り入れてみませんか。
暑さの正体―――目に目ない熱のやりとり
身体の周りの上昇気流―――「対流」
まわりの空位が体温よりも低い場合、身体に触れた空気が暖められ、上昇します。入れ替わりに次の冷たい空気がやってきて同じことを繰り返す。
これを対流と呼びます。
物と人との熱のやりとり―――「輻射」
地下室に入ったときのヒンヤリした感じ、また舗装された道を歩いているときの地面から不愉快な暑さ、これは輻射熱です。空気温度に関係なく、周囲にある物と人の直接的な熱のやりとりを輻射熱といいます。
気持ちのいい汗とは?―――「蒸散」
汗や呼吸は、水が水蒸気になることで、大量の熱を発散しています。空気が乾燥している方が効果は高く、アラブやインドなど高温乾燥地帯は蒸散による熱の発散がスムーズ。
一方、高湿度の日本では蒸散が活発に行われないため、エアコンあの不快さを生むのです。